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のぼうの城

 この本に決めたのは「本屋大賞2位」の文字。結構期待して買ってきた。
 読みやすい文章で、あっという間に読んでしまった。人物描写は、類型的かなとも思うが、その分、それぞれの心情と行動が一致していて、読み手の期待を裏切らない。単純明快なところがいい。
 読み終わっても、でくのぼうの「のぼう様」が名将なのか、そうでないのかは分からない。その辺も作者が周到にしかけたおもしろさのひとつだろう。よく分からない存在は、時に恐れる対象であり、時には愛すべき対象だから。
 物語の中で、農民も板東武者の末裔であるとして、籠城を決めた時に姿勢も言葉使いも一瞬変わる場面があった。また、独立不羈の気概や勇気あるものを讃える心情の描写も、わくわくするものだった。時代の流れの中で、仕事を成し遂げた男達の見事さも感じた。
 おもしろかった。


 

プリンセス・トヨトミ

去年、書店で「今、売れてます!」コーナーにずっとあった。テレビで映画のCMをしてたので、ちょっと興味があったけど、手が出なかった。先週ついに買った。感想。「で?何だ?」という感じだった。大阪人の男が心に秘めている事がある。(なるほど)それは、父から子へと伝えられる。(なるほど)そして、実は大阪の女は、男達のしていることを知っていて、知らんふりをしている。(ほーう、そうか)大阪城の地下に、巨大な建造物がある設定とか、一人一人が役割を持っていて、指令がさーーっと広がっていく設定とか確かにおもしろいとは思うのだけど、わくわく感が今ひとつだった。重要人物であるはずのお好み焼き屋の主人の描かれ方も軽め。その息子の設定は、いらなかったのでは?と思えた。プリンセスも妙にドタバタしてるし。
映画の方もあまり面白くないかもしれないけど、綾瀬はるかが出ているので、借りてくるかもしれない・・・。

風の中のマリア

「風の中のマリア」(百田尚樹著)。
主人公はオオスズメバチと、ちょっと変わった小説だった。書店でパラパラ見て、どうしようか悩んだ。決め手は、小説の終わり方だった。普通は、終わりを見るなんてしないのだけど、変わった小説だけに、どうなるのかなぁと興味があったから。唐突な終わり方に惹かれた。読んでみると、かなりスズメバチの生態を調べたのが分かるものだった。そういう観点で見ると、勉強になった。
 小説を読んでいると、はっきりしないまでも、頭の中で映像を作っていることが多い。この作品は、スズメバチが人間のように描かれているけれど、やっていることは昆虫そのもの。だから微妙に映像化ができなかった。というか、映像化できたらかなりグロいものになるだろうと思いながら読んでいた。これをアニメ化したら(しないと思うけど)、マリアは蜂だろうなぁ。いくら擬人化しているとしても、女の子に羽と触角つけてじゃあ、獲物を捕まえたり、他の巣と争ったりする場面の刺激が 強すぎる。ファーブル昆虫記というよりも、シートン動物記をちょっと思い出した。
 読み終わって「無」を感じた。

日本オオスズメバチの学名が「ヴェスパ・マンダリア・ジャポニカ」ということを知った。そういえば、スクーターの名前にもあったなぁ。確かに、エンジン音(?)が羽音に似てるなと思った。
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